子供に節分って何?と聞かれたらあなたなら何と答えるだろうか?
「豆を投げて、豆を食べる日だよ。。」
「鬼をやっつける日だよ!」
と答えつつも実はよく分かっていないあなた。
身近な行事ほど案外その由来を知らないもの。
ちょっとここは豆知識つけて子供に節分について教えてあげませんか?
豆だけに。
・・室内の温度が下がったのは私のせいではありません。
というわけで、お父さんお母さんが子供に向けてわかりやすく説明できるよう
にまとめてみました。これで子供も納豆..納得してくれるハズ。
実は節分って年に4回あるの知ってました?
節分は2月だけじゃない
実は節分って2月だけのものじゃないんです。
年に4回やって来ます。どういうことか?
そもそも節分という字は「節」と「分」ですが、
この「節」は「季節」のことを指しています。
季節とは四季、つまり「春夏秋冬」。
その季節の分かれ目を「節分」というのです。
そう。「立春、立夏、立秋、立冬」というやつです。
節分の日とは季節の変わり目(立春とか)の前日のことを指しています。
2月3日は節分の日ですが、その次の日の2月4日は立春ですもんね。
じゃあなんで2月の節分だけ行事としてあるのか?
ご存じの方も多いかもしれないが、これには旧暦が関係してくる。
旧暦だと2月3日の節分の日は今の「大晦日」にあたる。
その次の日の2月4日の立春は「元旦」にあたるのだ。
だから節分の日(旧大晦日)に「鬼(悪いもの)を振り払い、福を呼ぶ一年にしましょう」
ということで2月の節分だけが行事として残っているそうだ。
もし自分が子供に節分をなぜするのか聞かれたら、
「節分っていうのはね、○○ちゃん良いことがいっぱいおこるためにするんだよ~」
と答えると思います。すごくシンプルですが(笑)。
なぜ「鬼」がやってくるか?そもそも鬼って何?!
鬼の正体
節分の鬼。彼らは一体何者なのか?というのは何となくわかると思いますが、
昔の日本では「鬼」は目には見えない悪いものの象徴とされ、病気や
災害、飢饉などは鬼によって引き起こされていると考えられたそうです。
鬼(おに)は陰(おん)という言葉が由来しており、また目に見えぬ悪いもの
である隠人(おんにん)が変化したものと言われている。
鬼がやってくる方角は「北東」
鬼がやってくるのは北東の方角からやってくる。
旧暦には方位にも干支が使用されており、その北東は「丑寅」、「鬼門」と呼ばれ
悪いものがやってくる方角とされていた。
鬼の見た目を見ても頭には「丑(うし)」の角が生えているし、
履いているパンツは「寅(とら)」柄ですよね?
鬼は北東からやってくるのだ。
ちなみにやってくる時間帯が深夜の2時~4時ごろだそう。。
深夜帯を狙うなんてさすが悪いヤツである。
子供に「鬼って何~?」って聞かれたら
「ぽんぽん痛くするのは鬼のせい!お腹減るのも鬼のせい!オナラがでるのも鬼のせい!」
と勢い良く答えたらウケてもらえるかもしれない。。(笑)
「豆」をまく由来。豆以外でもOKなの?
基本的には「炒り豆」以外はNG!その由来とは。
節分の際に使用されるのは「炒り豆」が基本です。というのも炒ってない豆を節分にまき、
そのまいた豆を拾い忘れてそこから「芽」がでることは縁起が悪いとされており、
まいた豆から「芽」がでないようにするために炒り豆を使用するのだそうです。
この「芽」を「炒る」というのは、「魔目(まめ)」を「射る」から由来している。
(ダジャレジャナイカ・・)。ちなみに市販されている豆はほとんど炒り豆ですね!
でも地域によって「落花生」をまくところもある
どうやら北海道や東北、信越地方、そして九州地方では落花生を
豆まきに使用する風習があるそうだ。
落花生は殻に入っているので投げた豆は拾って、そこから殻を割って
たべるのだそう。子供も拾いやすいし片付けもできてしまうし美味しいし
一石三鳥ではないか!
豆をまく順番
豆をまくにも縁起のいい順番というものがある。
まずは奥の部屋からまく、そしてどんどん玄関へ近づき、最後は玄関かまで豆をまく。
部屋の奥から悪いものを追い出す感じですね。
「鬼は外」の掛け声で外に撒き、窓を締めてから
「福は内」と部屋の中に豆をまくのが一般的な豆のまきかたである。
正直ここまで厳密にやる必要は無いと思いますが、、参考までに。
まとめ
節分という一見知ってそうな行事でも案外知らないことが多いものですね。
保育園や幼稚園児のような小さい子供に節分のことを説明するのはシンプルに
「○○ちゃんが一年間元気いっぱいにるように鬼さんの苦手な豆をまいて
鬼をやっつけるんだよ~」といったかんじで教えてるとすんなり理解してくれる
かもしれませんね!